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2009年03月13日

犬殺処分ゼロ 熊本市の挑戦

犬殺処分ゼロ 熊本市の挑戦

                       この子は本文とは関係有りません
             


昨日のyahooニュースにも有りましたが

西日本新聞に嬉しいニュースが載ってた様です、転載します

    

「犬殺処分ゼロ 熊本市の挑戦 持ち込みの飼い主説得
HP開設し迷い犬紹介 生存率82% 地道な努力成果」

自治体が捕獲したり、飼い主から引き取ったりした犬の8割に当たる約11万匹が
毎年、全国で殺処分されている。
そんな中、熊本市は犬を飼い主に戻すことや新たな飼育者探しを続け、
処分率を全国トップクラスの2割以下に減らしている。
「殺処分をなくそう」を合言葉にする同市の取り組みが注目されている。

 悲しげな目をした犬が「ガス室」に送られ、殺される場面がビデオで流れる。
熊本市動物愛護センターで週1回ある譲渡前講習会。
保護された犬を譲り受ける飼い主は、必ず受講しないといけない。
2年半前から始まった。
 
 かつて熊本市は一週間程度保護して処分していた。
この“流れ作業”に変化が起きたのは2002年。
終生飼養をうたう動物愛護法の理念を生かし、
動物愛護推進協議会を発足させ、生存率を上げる取り組みを始めた。
迷い犬を飼い主に戻そうと、保護した犬を紹介するホームページもこの年、
開設した。

熊本市動物愛護センターに保護されている犬たち。
人間に飼われていたせいか、人懐っこい犬が多い 
センターの職員は憎まれ役も辞さない。
娘と一緒に認知症の犬を連れてきた母親に
「家族同然の犬を捨てていいんですか。
娘さんはお母さんの背中を見て泣いていますよ」と翻意を促す。
転勤などで犬が飼えなくなる場合、新たな飼い主を探すよう求める。
それでも、引き取りを求める人には「犬を飼う資格はない」と非難することも。

 地道な努力が実を結び、熊本市の07年度の犬の引き取り数は
1998年度の1割の52匹に減った。飼い主に返還する犬も増え、
98年度に12.4%だった生存率が07年度は82.1%に上昇した。

 現在は保護する犬が50匹を超えた場合に処分する。
年々、引き取り数が減っているため、保護期間が長くなり、餌代が増えた。
増加分は市民やボランティアの寄付で賄っている。

 この試みが注目を集めている。
獣医師の斉藤さんは山口県下関市からの派遣職員。
熊本市の取り組みを知った下関市長が昨年4月から1年間、研修に送り出した。
斉藤さんは「市民を説得する職員に感銘を受けた。
このノウハウを下関でも生かしたい」と語る。

命を軽んじる事件が後を絶たない今だからこそ「殺処分ゼロ」を目指す
熊本市の挑戦が、ほかの自治体にも広がってほしい。

=2009/03/12付 西日本新聞夕刊 より 抜粋=




Posted by kuriko at 10:44│Comments(0)
 
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